Google SEOスターターガイドについて

先日、Google SEOスターターガイドに「フォーカスするべきではないと思われること」が追記されておりました。
その中には、過去にベストプラクティスまたは最優先事項と考えられていたが、時間の経過とともにもはや適切ではなくなったり効果的ではなくなった可能性があるというモノが紹介されています。
日本語版にはまだ公開されていませんが英語版に記載されているのでその内容を要約してご紹介いたします。
Table of Contents
メタキーワード
Google検索ではメタキーワードは使用されていません。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
読み手にストレスを与えず自然な文章を心がけていれば問題ないかと思います。Google検索はキーワードを詰め込まなくても、ページタイトルや見出し、文章などを読み解いて最適なキーワードで検索上位に表示してくれる事でしょう。
ドメイン名またはURLパス内のキーワード
一般的なベストプラクティスに従ってドメインを取得することをお勧め。ドメインに含まれるキーワードはパンくずリストに表示される以上の効果はほとんどありません。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
パンくずリスト程度の効果しかランキングに影響しないため、無理にキーワードを含めたドメインを取得するより、自分のサイトがユーザーに見つけてもらうためにわかりやすいドメインを利用するのがよいと思われます。
またTLDに関しては特定の国のユーザーをターゲットにしている場合のみ重要だが、その場合でも大した影響力は無いと綴っています。Googleは.comや.asiaを気にしていない。
日本人は英語が得意ではない人も多いので、簡単な英単語の組み合わせや語呂合わせなど、覚えやすくわかりやすいドメインの方が有利なのかもしれません。
コンテンツの最小または最大の長さ
コンテンツの長さだけではランキングの目的には関係がありません。文章が長くなると使用するキーワードが増えるため、検索に表示される可能性が高くなるかもしれない。 魔法のような単語数の目標や最小値、最大値はありません。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
昨今のSEOのトレンドとして、上位表示されているサイトの文字数を上回る文字数を書かないと上位表示されないといった傾向があるように思われますが、実際には長さは関係ないと言っております。
ただ、コンテンツをより詳しく丁寧に説明するため、結果コンテンツ量が長くなるということはあるでしょう。
またキーワードのバリエーションも増えるため、関連するキーワードでの上位表示される可能性があるのであれば、無益ではないのかなという印象。
ただ、個人的には10,000文字を超える文章は正直長いなと感じております、、、。
サブドメインとサブディレクトリ
ビジネスとして合理的であれば良い。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
SEO視点ではサブドメインもサブディレクトリも両者に優劣はなく、どちらを選んでも検索結果順位にほぼ影響がないとしています。
サイトを長く運営しているとコンテンツ量も増え管理が複雑化する事もあります。サブドメインやサブディレクトリを利用して管理しやすくセグメントしたり業界や目的に応じてサブドメインに分割することが合理的であれば問題ないと思います。
ただし、URLパスが変更になる場合は適切な処理(転送設定など)を行うことが重要と考えます。
ページランク
ページランクはリンクを使用しており、Googleの基本的なアルゴリズムの1つですが、数多くあるシグナルのひとつにしか過ぎない。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
ページランクを上げるために数多くのサイトからリンクを集める(支持される)事が非常に重要だった時代がありましたが、現在は数多くある指標のひとつとの事。
今ではページランクを直接確認することも出来なくなりましたのであまり気にされる人はいないのではないでしょうか?
良質なコンテンツは自然に多くのサイトからリンクされ、SNSを利用して拡散されますので、ユーザーにとって有益な情報を届ける意識があれば問題と思います。
重複コンテンツ「ペナルティ」
非効率ではあるが、手動でアクション(ペナルティ)を課すほどではないので心配しなくて良い。 ただし、他人のコンテンツをコピーする場合はペナルティとなります。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
これもサイトを長く運営しているとたびたび発生する悩みではないでしょうか?
ターゲットとしているキーワードが重複してしまうため、以前書いた記事に追記したほうがいいのか、改めて別の記事にして公開すべきか悩まれるweb担のなんと多いことか、、、。
重複していてもオリジナルコンテンツであればペナルティにはならないとのことですので、それぞれのメディアの運営方針に沿ってご判断下さい。
見出しの数と順序
見出しの意味を順序通り並べることはとても素晴らしいことだが、Google検索の観点から言うと順番通りに使用していなくても問題ない。 HTML仕様に隠されたセマンティックな意味に依存することはほとんどない。 また、特定のページに必要な見出しの量にも魔法のように理想的な量は存在しない。 見出しが多いなと感じているのであれば、おそらくそれは多すぎるでしょう。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
WEBライティングをするうえで、HTMLの文書構造に沿って、
- H1、H2、H3と順序良く並べる
- H1は二回使用しない
- 見出しはなるべく改行しない
など、その会社そのメディアによってさまざまなルールが存在していたことでしょう。
実際はそれほど影響を与えていなかったようです、、、。
とはいえ、ページを構成するにあたり、文書レベルで見出しを統一することで読み手にストレスを与えず読みやすい文章になったり、デザインの観点からもCSSで装飾するうえでclassを統一する事でメンテンナンスや管理が楽になります。
Google検索に影響がほぼないとしても、良質なコンテンツ制作という観点では非常に重要と考えます。
EEATがランキング要素であると考える
いいえ、ちがいます。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
これは結構意外でした。 「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)「Trustworthiness(信頼性)」の略で、Googleの検索品質ガイドラインにあるように検索順位に良い影響を及ぼすと考えられていたからです。
とはいえ、「EEAT」が不要というわけではなく、ガイドラインにもあるように「High Quality」なサイトにはEEATが備わっており、Googleの求める検索結果には「High Quality」なサイトが上位にあるべきという考えではないかと思う。
ユーザーにとって
- 誰が書いた文章なのかを明らかにし
- そのテーマにふさわしい人物であるか
- そのコンテンツに独自性があり
- 出典元などがしっかり明記されている
そんなコンテンツが「High Quality」なコンテンツであり評価に値する。
検索順位にダイレクトに作用しているわけではないが、今後もEEATは「品質」という観点において重要な指標のひとつであることには変わりはないだろう。
以上。私見を踏まえて紹介させていただきました。 興味のある方はぜひ原文をお読みください。
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=en
この記事を書いた人

- 1,200名以上登録されてるライタープラットフォーム:ライターステーション責任者。2024年より「記事作成代行サービス」や「Hubspot導入支援」、「インタラクティブ動画」など、コンテンツマーケティングに関する支援を開始。
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