日本語での受動態(受け身)のつかいかた

日本語で受動態(受け身)をうまく使うカンタンな方法

「●●は××に~される」という受け身表現を受動態と言います。
時折、受け身の主体と受け手がおかしく、読んでいてモヤっとする文を見かけることはありませんか。

小さなことに見えますが、受け身=受動態の文が誤っていると、読み手に誤解を与えたり、意味が伝わりにくい文章になってしまうため、正しく使えるようになりましょう。
こうした小さな部分がスラッと書けてこそ、ライターとして信頼に足るといえるのです。

具体的にどういう文章なのかを紹介しつつ、
日本語の受動態の適切な使い方について考えてみましょう。

受動態を使い分ける!例文で紹介

【エステサロンの紹介文で考えてみよう】

たとえば、エステサロンの施術についての表記で
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Aサロンのハンドマッサージ術は独自の理論に基づいており、
痩身効果と共に安らぎも与えられます。
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という一文があるとします。
これって「〝与えられる〟のは誰なのか?」が曖昧ですよね?

では、〝与えられる対象〟を明確に書いてみましょう。
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Aサロンのハンドマッサージ術は独自の理論に基づいており、
施術を受ける人に痩身効果と共に安らぎも与えられます。
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これでOK!
…ではありません。

この文、場合によってはおかしいということに気づけますか?

この文を発しているのが誰なのか?によって、上記の文が正しい用法なのか、間違った用法なのかが変わるのです。

【発信者の立場によって使い分けよう】

さて、先ほどの文章を改めて見てみましょう。

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Aサロンのハンドマッサージ術は独自の理論に基づいており、
施術を受ける人に痩身効果と共に安らぎも与えられます。
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(正)
文を発しているのが「Aサロン自体」である場合は、◯。

施術を受ける人に痩身効果と安らぎを〝与えて〟いるのはこのサロンの施術なので、サロン(主体)から施術を受ける人(受け手)への文章として正しいといえます。ですから、例えばサロンのホームページ上で上記のような書き方をするのは、勿論OKです。

(誤)
文を発しているのが「第三者」、つまり、Aサロン側ではない誰かが客観的にAサロンを紹介している場合は、×。

上記の文だと、他者(主体)がAサロン(他者)を紹介している文章にすべきところです。しかし、「Aサロンが主体の書き方」のため、目線がブレていると捉えられてしまいます。

例えば、自身のブログでAサロンを紹介する場合にこのような書き方をしてしまうと、読み手から「この人、どこ目線なの…?」と混乱させることに。さらに、ステマ感が漂ってしまう遠因にもなりうるのです。

第三者が紹介している体裁に直すとしたら
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Aサロンのハンドマッサージ術は独自の理論に基づいており、
痩身効果と共に安らぎも与えてくれます。
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「与えられます」から「与えてくれます」に修正すると、サロンで施術を受けるユーザー視点(他者が主体の視点)で紹介している体裁となりますね。

お仕事の内容によって受動態を使い分けよう

このように、受動態(受け身)を誤って使ってしまうとステマ感が出る原因にもなります。ライターとして「どの視点(主体)で文章を書くのか」 まず初めにそれを明確にし、主体の視点をキチンと把握して、文末が変な受動態になっていないかチェックして下さい。

書き分けがしっかりとできるようになれば、自身のブログの記事も企業等からのお仕事の記事も違和感なく書き上げられるようになるはずです。迷ったときは「発信者は誰なのか」を見返してみましょう。

この記事を書いた人

ライステ編集部:和賀
ライステ編集部:和賀
1,200名以上登録されてるライタープラットフォーム:ライターステーション責任者。2024年より「記事作成代行サービス」や「Hubspot導入支援」、「インタラクティブ動画」など、コンテンツマーケティングに関する支援を開始。

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