Webライターにとって「共起語」の理解が大事なワケ

通常のライティングとwebライティングの大きな違いは、いかにして「検索ユーザーの頭の中にあるキーワード」を拾って書くか、という点です。いわゆるSEO、検索エンジン最適化ができるかどうかで、webライターの力量が図られるといっても過言ではありません。
このSEOにおいて重要な要素となるのが、「共起語(きょうきご)」です。を使用して文章を書けるかどうかは良いライターかどうかの判断要素にもなっている、重要なポイントです。
今回は、「共起語」とはどのようなものか、共起語を使うとどのようなメリットがあるのかについて解説。さらに、共起語を使いこなすためのテクニックについても紹介していきたいと思います。
ライティング初心者のwebライターかたも、これまで共起語を意識したことがなかったというも参考にしてみて下さい。
Table of Contents
共起語とはどのようなもの?
共起語とは、あるキーワードが含まれた文章の中に、そのキーワードと一緒に頻繁に出てくる単語のことを指します。たとえば、「海外旅行」というキーワードがメインキーワードの場合であれば、「保険」「ツアー」「ホテル」「航空券」「予約」等が共起語になります。
同じ文章のなかに出てくる可能性が高い単語であり、「海外旅行」というテーマの文章や文脈などで使われやすい言葉が共起語ということになります。
メインキーワードを説明する際に使われる共起語
共起語はGoogleが特定のWebコンテンツの専門性や情報網羅性を判断する際のひとつの要素になっているとされています。
あるキーワードで検索したときに、検索エンジンの検索結果で上位表示されるコンテンツ(文章)のなかに、説明や多く現れる単語であるとも言えます。
Webライティングで共起語が大切な3つの理由
ライティングにおいて共起語がなぜ大切なのか。簡潔にまとめると以下の3点です。
- 適切な共起語をうまく盛り込むことで、ユーザーの心情やニーズに合致した利用価値の高いコンテンツを作ることができる。
- ひとつのコンテンツ内でユーザーが獲得したい情報が網羅されているため、ストレスを感じることなく読むことができる。
- サイト運営者やwebライターは共起語を調べることによってユーザーニーズにマッチしたコンテンツ構成ができる
たとえばGoogleはユーザーが本当に知りたいと考えている情報を網羅したコンテンツ、つまり役立つコンテンツを上位表示する傾向があります。
要するに、キーワード「海外旅行」と検索した人たちのニーズを満たすコンテンツとしては「ホテル」や「予約」といった単語が同じ文章内にあり、またそれについてもしっかりと説明されていることが重要なのです。
ユーザーが、ひとつのコンテンツを開くだけで、キーワード自体(海外旅行)についてだけでなく、その共起語に関する情報についても知ることができるかどうかが、上位表示されるかどうかのポイントにもなっているとされてきました。
共起語をたくさん盛り込めばいいというわけではない
ただしSEOの最近の傾向として、共起語を盛り込めば評価が上がるかというと、そうではないという分析もされています。大事なのは「キーワード」ではなく、「コンテンツの内容」であるということが指摘されています。
ただやみくもに沢山共起語が使われていればいいというわけではありません。webライター初心者は勘違いしやすいのですが、ユーザーにとって知りたい情報がわかりやすく提供されているコンテンツが、質の高いコンテンツということです。
重要なのはユーザーの検索意図に応えること
共起語を上手く活用することは大切ですが、そのことに捕らわれずに、あまり意識しすぎないように注意することも必要です。良いコンテンツを作ろうとすれば、自然に共起語は含まれるものです。
検索アルゴリズムの精度が向上したことによって、テクニカルなSEO施策を打っても必ずしも評価されなくなってきています。共起語を大量に盛り込めばSEOで評価される、というものではないことは理解しておきたいところ。
質の高いコンテンツを生み出すwebライターになりたいのであれば、メインキーワードを中心にどのような内容を盛り込むべきか、評価要素を理解したうえでユーザーの検索意図をくんだ文章が書けるようになる必要があります。
コンテンツに共起語を使うメリット
共起語を使うことで得られるメリットについて、文章(コンテンツ)を書く側と読む側に分け、もう少しくわしく説明していきたいと思います。
書く側のメリット
まず、書く側(ライター)にとってのメリットに関して。
共起語は、文章を書く前の下準備をする際に活用することができます。たとえば、「SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)」に関する記事を書く場合、どのような手順で記事を書き進めていくのが適切でしょうか。
SEOの意味を解説する際、まず「検索エンジンからサイトへの訪問者を増やして、webサイトの成果を向上させる施策であること」を説明しようとするでしょう。しかし、定義を簡潔に説明した後、その次にどんな文章を続ければいいのか、どのような要素から書いていけばいいのか迷ってしまうことがあります。
そのような場合は、「SEO」の共起語を探してみてください。ツールを使って検索したところ、「SEO」の共起語には下記のようなものが表示されました。
「SEO」の共起語
対策/検索/キーワード/コンテンツ/サイト/Google/Web/記事/情報/マーケティング/ツール/表示/エンジン/順位/ページ/リンク/検索エンジン/重要
このSEOの共起語の中から「検索」、「キーワード」、「コンテンツ」、「Google」と、いくつかの共起語を使用して文章を作成してみましょう。
例文
SEO(Search Engine Optimization=検索エンジン最適化)とは、検索エンジンからサイトへの訪問者を増やして、webサイトの成果を向上させる施策です。たとえば、[Google]は、ユーザーが入力した[検索][キーワード]に対して、より良い[コンテンツ]を検索結果として提示することで、ユーザーの満足度を高めようと考えています。
※[]内が共起語
共起語を使用することで、意味の定義文だけに留まらず、どんどん追加情報を書いていくことができます。つまり、続きをどのような文脈で書けばいいのかイメージしやすくなります。
最初に共起語を調べておくことによってスムーズに記事を書くことできるので、書き出す前の準備として一手間かけて検索しておく価値は十分にあると思います。
ユーザー側のメリット
次は読む側、つまりユーザーにとってはどのようなメリットがあるでしょうか。
文章の流れが不自然であるため読むのを途中でやめてしまった、という経験をしたことはありませんか?
検索意図に沿った文章であればストレスなく読み進めていくことができますが、かゆいところに手が届かない、知りたい内容がなかなか出てこない、まわりくどくて内容が頭に入ってこないと感じてしまえば、その時点で読むのをやめてしまいます。
コンテンツを読もうとしたユーザーの時間が無駄になる、ということにもなります。
共起語によってユーザーのタイムロスが減る
共起語が自然な流れで盛り込まれている文章であれば、「このページは自分が知りたい内容が書かれている」と判断でき、時間を無駄にすることなく求めている情報を知ることができます。
ユーザーにとってのメリットは、山のように溢れているネット上の情報のなかから、自分が本当に必要としている情報かどうか、判断できる点ではないでしょうか。
共起語とサジェストキーワードの違い
共起語の定義についてはすでに説明しましたが、共起語と混同されやすいものとして「サジェストキーワード」があります。ここでは共起語とサジェストキーワードの違いについて説明していきたいと思います。
サジェストキーワードとは、その単語を検索した時に一緒に検索される可能性が高い単語のことを指しています。検索エンジンに検索キーワードを入力すると、検索窓の下に入力候補が出てきますが、これがサジェストキーワードです。
Googleでは「オートコンプリート」という、検索キーワードの入力を高速化する検索として搭載されており、メインキーワードと組み合わせて検索される可能性が高いキーワードが自動で表示されるようになっています。
検索ユーザーの目的を考える際に役立つ
先程、「海外旅行」というキーワードの文章における共起語は「保険」「ツアー」「ホテル」「航空券」「予約」などであるとご紹介しました。ここで試しにGoogle検索で「海外旅行」と入力してみました。
すると、検索窓に出てきたサジェストキーワードは以下のような言葉でした。
- 「海外旅行 持ち物」
- 「海外旅行 保険」
- 「海外旅行 おすすめ」
- 「海外旅行 ランキング」
- 「海外旅行 安い」
このように実際に検索してみると、共起語とは違いがあることがわかります。海外旅行先を探しているユーザーと、持ち物や保険を探しているユーザーとでは、検索の目的が異なることがわかります。
ただし、今回の「海外旅行」というキーワードにおける「保険」のように、結果としてサジェストキーワードと共起語が同じ単語になることもあります。
これが2つを混同してしまう原因でもありますので、両者には違うがあることを意識しておきましょう。
共起語と関連キーワードの違い
共起語やサジェストキーワードのほかに、「関連キーワード」というものが検索結果画面に表示されています。現在は「関連性の高い検索」という表示になっています。
関連キーワードとして表示されるのは「メインキーワードに対して、連想されるキーワード」という定義になります。
たとえば「海外旅行」という検索をした検索結果画面には、以下のような関連キーワードが表示されます。
- 「海外旅行 英語」
- 「海外旅行 準備」
- 「海外旅行 おすすめの国」
- 「海外旅行 費用」
- 「海外旅行 ひとり」
ただサジェストキーワードのときと同じように、「海外旅行 ランキング」や「海外旅行 持ち物」といった、同じキーワードも表示されます。
関連キーワードで検索をしてみると、自分が想像していた検索結果ではないことがありますので、記事を深堀りしたい場合などの参考程度に見ておくとよいでしょう。
初心者でも使いやすい共起語ツール
共起語を上手く活用するために、便利なツールがあります。いわゆる、「共起語ツール」と呼ばれているものです。
共起語ツールとは、指定したワードの検索結果上位サイトのコンテンツを分析して、自動で共起語を抽出してくれるツールのことです。
ツールを使えば、一発で共起語がわかります。
さらに「これは一緒によく使われている単語だろう」という自分の思い込みで、選択するキーワードを間違えるミスも避けることができます。
それではここで、無料の共起語ツールをいくつか紹介しておきましょう。一度ツールを使ってみると、その便利さが実感できると思います。
共起語検索
昔からおなじみ、老舗の共起語検索ツールです。非常にわかりやすいネーミングのツールですが、検索結果もシンプルでわかりやすく、初心者の方にもおすすめです。
簡単に共起語をチェックすることができますが、Googleの検索ワード上位30サイトを対象にして共起語を抽出してくれます。web知識がなくても直感的に使えて便利です。
会員登録不要な上に無制限で使用できるので、対策キーワードの組み合わせに悩むディレクターやライターの強い味方です。
ラッコキーワード
共起語だけでなく、あらゆる検索エンジンのサジェストキーワードや関連キーワード、競合するサイトなどを無料で調べることもできます。SEO対策に必要な要素をワンストップで調査できるキーワードリサーチツールです。
検索上位20サイトの文章データを分析して、共起語を抽出する仕組みになっています。記事の深掘りに役立つ周辺語や連想語なども検索できます。
サクラサクラボSEOツール 共起語調査ツール h3
最初にサクラサクラボに無料の会員登録が必要ですが、メールアドレスの登録のみでOKです。会員登録してログインすれば、共起語ツールなどのSEOツールが無料で使えます。
調査したいキーワードを入力するだけで共起語が表示され、画面上でコピーすることもできますし、CSVデータで共起語一覧をダウンロードすることもできます。
共起語検索ができる無料ツールはこのほかにもいろいろあるので、ご自身が使いやすいツールを見つけてください。
そして共起語をコンテンツの構成や見出しに活かしながら、検索ユーザーの頭の中にどのようなキーワードがあるかを想像して文章を書くようにしてみましょう。
Webライターが理解しなければならない「共起語」まとめ
ここまで共起語に関して説明してきましたが、起語がどういったものか、なぜライティングにおいて重要なのかおわかりいただけたでしょうか?
実際に共起語ツールを使用して検索してみると、どれくらい頻繁に使用されているかという数も一緒に表示されるので、自分の思い込んでいたキーワードがあまり使われていなかったという事実も突き付けてくれます。
勘違いコンテンツをつくらないように、共起語ツールのような便利なツールを使って、ユーザーの検索意図を正確に把握できるようになれば、きっと多くのユーザーに読んでもらえるコンテンツになります。
ぜひ、今回紹介した無料ツールも活用しながら共起語を使いこなして、より良いコンテンツを作成できるライターを目指しましょう。
この記事を書いた人

- 1,200名以上登録されてるライタープラットフォーム:ライターステーション責任者。2024年より「記事作成代行サービス」や「Hubspot導入支援」、「インタラクティブ動画」など、コンテンツマーケティングに関する支援を開始。
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