Webライターが間違えやすい日本語とは?正しい日本語を使おう

出版社で編集者として仕事をしてからwebライターになったという人には、すでにある程度文章作成に必要な知識があると思いますが、webライターからライティングの仕事を始めたという場合は、どうでしょうか。
webライターになるための講座や研修などを受けている人もいますが、そのような機会がなかったというwebライターさんも、当然いると思います。改めて「正しい日本語で文章が書けるか」と問われたときに、100%正しい日本語が使えていると答えられる人は少ないはずです。
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話し言葉をそのまま文章にしても問題ない?
たとえば家族や友達と話すとき、日本語の正しい文法や間違いのない日本語表現を常に心がけている、という人はあまりいないでしょう。
話し言葉はある程度砕けた表現でも、若干間違った使い方をしてもとがめられることはあまりありません。しかし文章化されたとたん、少しの誤りでも気になってしまい、違和感を覚えてしまうものです。
そこで今回は、webライターが間違えやすい日本語をピックアップして、どこが間違いなのか、どのようにすれば正しい日本語なのか、解説していきます。
ついついやりがちな誤表現をピックアップ
まずは意外に見過ごしてしまいがちな、よくある誤表現を紹介します。なかには「それって間違いだったの⁉」と驚く日本語もあるかもしれません。
わかっているつもりで、じつは勘違いしている場合もありますので、確認していきましょう。
「~たり」を1回だけ使うのは間違い
「カフェに行ったり雑貨屋に行って時間をつぶした」
一見正しいようにも見えますが、日本語の使い方としては間違いです。
「たり」というのはもともと、同類の動作や状態が繰り返し起こるときに使用する言葉です。例文の「カフェに行く」動作と、「雑貨屋に行く」動作は並列の関係にあるため、両方に「たり」をつけて
「カフェに行ったり雑貨屋に行ったりして時間をつぶした」
とするのが正しい用法。ただし、脈絡のない動作動詞を「たり」でつなげてしまわないように注意しましょう。
例外として「たり」を単体で使う場合もあります。いくつかある選択肢の中からひとつだけを表現して省略する、という使い方です。
「今度の休みには友人と映画を見たりします」
映画を見るほか、食事をする、買い物をするなどいくつかの選択肢がありますが、あえて羅列を避けて表現したいときなどに、「たり」を単体で用います。
また、「たり」を3個以上使ってもOKです。
「泣いたり、笑ったり、怒ったり、喜怒哀楽の激しい人です」
といった使い方をします。
「どうゆうこと?」ではなく「どういうこと?」
言葉には大きく分けて「話し言葉」と「書き言葉」があります。
「話し言葉」はだれかと会話するときに使う言葉で、「書き言葉」は文章にするときに使う言葉です。
ただこの2つにきっかり分類されるわけではなく、SNSやブログだけでなく、スピーチなどの原稿やキャッチコピーなどは話し言葉でもいい、とされています。
一般ユーザー向けのメディアなどの場合は、話し言葉で書かれることが多いのですが、webライティングでミスしやすいのが、話し言葉のまま書いてしまうケースです。
たとえばインタビューなどで「それってどうゆうことなのでしょう?」と聞いたとします。
これをインタビューとして書き起こす際は、「それってどういうことなのでしょう?」と書かなければなりません。
耳にした言葉をそのまま書いてしまうと間違った日本語表現になってしまうことがあるので、校閲ツールなども活用してチェックしてみましょう。
もし迷った場合は、「〇〇 △△ どっちが正しい?」などと検索して、NHKの公式サイトや言語学者など専門家のブログ、大企業が運営している信頼できるメディアなどで確認すると安心です。
「ら」抜き言葉・「い」抜き言葉
「本物そっくりですが、食べれません」「イベントを開催してました」
これもよく見る間違った日本語です。正解はそれぞれ、「食べられません」と「開催していました」です。こちらも話し言葉として砕けたものが、そのまま文章になってしまったものでしょう。
個人のブログで書く日記などではあまり気にする必要はないかもしれませんが、webライターとしてメディアに掲載する文章や企業の公式サイトなどに文章を書く際には、正しい日本語表記をすべきです。
「来れる(来られる)」「話してる(話している)」など使う機会が少なくない言葉がほとんどなので、今後は気を付けながらライティングしてください。
余談ですが、タレントさんがテレビで「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉で話していても、映し出されるテロップには「ら」も「い」も入っている場合があります。
間違った日本語をテレビで使うと、視聴者から指摘が入るからなのでしょうか。気になるかたは、今度テレビのテロップもチェックしてみてください。
二重表現(重複表現)には要注意
続いては、意味が重複してしまっている日本語表現を取り上げます。この二重表現、毎日のように目にする言葉が多いのです。
たとえば「満天の星空」という表現を耳にしたことがありますよね?これもじつは二重表現なのです!「天」は「空」を指しているため、「空」字は不要。「満天の星」が正解です。
二重表現を文章に入れるとまわりくどくなって読み手にストレスを与えるので、使わないようにしましょう。
いくつか二重表現(重複表現)の事例を挙げておきます。
違和感を感じる
違和感という言葉には「感」が入っていますので、「違和感を感じる」は「感」が重複しています。違和感とくっつける言葉として最適なのは「~を覚える」や「~がある」です。
「〇〇感」という言葉と「感じる」はなにかとセットになって使われがちですので、気をつけましょう。
一番最初に、まず最初に
「最初」という言葉は「いちばんはじめ」という意味です。
これに「一番」や「まず」という言葉をつけてしまっては、「一番の一番!」と言っているのと同じことになってしまいます!
「まず最初にこちらをご覧ください」ではなく、「まずこちらをご覧ください」でも充分に伝わりますし、すっきりします。
ダントツ一位
これは本当によく耳にしますよね?でも、「ダントツ」は「断然トップ」の略語だということをご存じでしょうか。
「ダントツ」の時点でトップなので、一位をつけると重複表現になります。強調する目的でキャッチコピーなどに使う場合もありますが、文章中で使うときには気を付けましょう。
あとで後悔
テレビを見ていて、ごく当たり前のように聞く言葉ですが、これも重複表現です。
「後悔」という言葉に「後(あと)」という漢字が含まれるので、わざわざ「あとで」とつけなくても問題ありません。
「頭痛が痛い」「骨を骨折した」と同じような重複する無駄な表現なので、「頭が痛い」「骨を折った」とシンプルに書くほうがスッキリします。
各○○ごと
「各」も「ごと」も、複数のものに対して「それぞれ」という意味で使う言葉ので、いずれか片方だけ使えば大丈夫です。
「各グループごとに準備してください!」という感じでごく普通に言ってしまいそうですが、文章に落とし込む場合は二重表現になるので注意しましょう。
約〇〇分ほど
こちらも上記と似ていますが、「約」「ほど」ともに「だいたい」「おおよそ」という意味の言葉です。片方使っていれば正しい日本語として成立します。
念には念を…という気持ちから「会場へは駅から約5分ほどで到着します」などと使ってしまいそうですが、少しくどい印象を与えてしまいます。
二重敬語・過剰な敬語は極力使わない
最後に、ついうっかり使ってしまいそうになる、過剰な敬語を取り上げます。ていねいに表現しよう…と心がけるあまり、反対にぶしつけな印象を与えてしまうこともあります。
二重敬語とは、「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」というように、敬語を重ねて使っている表現のことを指します。
webメディアなどのライティングというよりは、どちらかというとメール文などでよくあるケースですが、日頃から意識しておくと文章がすっきりまとまります。
「させていただく」の乱用に注意!
たとえば、あるイベントを取材したこんな記事があるとします。
「本日は、とあるイベント取材をさせていただくため、〇〇県△△市にやってきました。一般の参加者と一緒に楽しい企画にも参加させていただきましたので、レポートさせていただきます!」
いかがでしょう。「させていただく」が何度も出てきて、くどい感じがしませんか?しかし、これは意外にだれもがやってしまう表現なのです。
そもそも「させていただく」は、相手から許可をもらって、遠慮しながらなにかを行うときに使うべき言葉です。
上記の例文であれば、以下のように言い換えるのが適切でしょう。
「本日は、とあるイベント取材するべく、〇〇県△△市にやってきました。一般の参加者と一緒に楽しい企画にも参加させていただきましたので、レポートします!」
取材スタッフが一般の参加者とともに企画に参加したという点に関しては、おそらく許可を得て実現したものだと推測されます。よって、もともとは3回も使われていた「させていただく」を、1回まで減らすことができました。
「させていただく」の乱用は、無意識にやってしまいがちなので、書き終わった文章を一度読み返して回りくどい表現になっていないか、チェックする習慣をつけましょう。
「高齢者の方」は重言
「高齢者」に人を表す「者」が入っているため、「方」は不要です。
表現的には「高齢者」だけでも問題ありませんが、そっけない感じがするのであれば「ご高齢の方」などと言い換えてみてはいかがでしょうか。
おそらく、よりていねいに…という気持ちが前に出た結果生まれた言葉なのでしょうが、正式な文章でもよく見かける誤表現です。
役職+様は「様」が重複しているのと同じ
目上の相手を敬う気持ちを表現した結果、「社長様」「部長様」というなんだかヘンテコな表現をしてしまっている文章をまれに見かけます。
社長や部長といった役職名には、「様」と同様に敬称の意味も成しているのです。要するに「○○様様」と言っているのと同じこと。
「○○社長」という言い方にどうしても抵抗があるのなら、「△△会社社長 ○○様」といったかたちで役職と名前を分け、名前のほうに「様」をつけましょう。
間違えやすい日本語まとめ
「話し言葉」を文章に使う機会が多いと思いますが、「書き言葉」は正確を期する表現を目指したいところ。とくにプロのwebライターとして企業からの依頼を受けて文章を書くのであれば、間違った日本語はタブーです。
文章を書く際に「Word」を使ったことがあるライターさんなら経験があると思いますが、間違った日本語を書くと自動校閲ツールが「本来はこうですよ」と教えてくれます。使ったことがないという人は、試してみましょう。
紹介した事例のなかには「これ、普通に使っていた!」と驚く言葉もあったのではないでしょうか
ライターとして、人に読んでもらう文章を書く際には、ここで紹介したに誤表現をしていないか、ご自身の目を光らせて確認してください。
この記事を書いた人

- 1,200名以上登録されてるライタープラットフォーム:ライターステーション責任者。2024年より「記事作成代行サービス」や「Hubspot導入支援」、「インタラクティブ動画」など、コンテンツマーケティングに関する支援を開始。
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