Webライターに必要な「リサーチ力」について解説!

ライターは文章を書く人。もちろんそうに違いないのですが、webライターのスキルを向上させたいのであれば、文章を書く以上に重要なスキルがあります。それが、「リサーチ力」です。

ネット上にはありとあらゆる情報があふれていますが、そのなかから本当に役立つもの、知る価値のあるものを選び取るためには、リサーチ力が必須。文章力ももちろん必要ですが、リサーチ力が低いとコンテンツの質も下がってしまいます。

そこでこのページでは、そもそもリサーチ力とはどのようなものなのか、そしてそのリサーチ力を上げるためにはどうすればいいのかについて、解説していきます。

Webライターにとってなぜ「リサーチ力」が重要なのか

ライターとしてものを書くという作業に多かれ少なかれリサーチ、情報収集は必須です。ただしwebライターには、今後ますます高いリサーチ力が求められるようになっていきます。それはなぜか。

人類総コンテンツマーケティング時代に突入

「人類総コンテンツマーケティング時代」ともいえる昨今、競合ページに勝てるコンテンツをつくらないと、人の目に触れることすら難しくなっています。

みなさんご存知のようにユーザーは検索エンジンに特定のキーワードを入れて情報を探しますが、1ページ目に表示されないと読んでもらう機会は激減します。

検索エンジンは、ユーザーにとってそのコンテンツがどれだけ役立つか、ユーザーニーズに応えているか、情報の信ぴょう性が担保されているかといったいくつかの指標をもとに、検索結果のランキングを決めています。

したがってwebライターはつねに、競合メディアや競合企業の公式サイトなどよりも上位に表示されるようなコンテンツとなるよう、質の高いライティングを目指さねばならないのです。

さらにチャットGPTをはじめとする人工知能、AIによって文章作成が一般化していくと、webライターの仕事にも大きな影響が出てくることになりますので、リサーチ力を磨いてご自身の文章をブラッシュアップしていかねばなりません。

文章を書くだけのwebライターには限界がある

読む人の心に刺さる文章を書くだけでなく、SEOやwebマーケティングの基礎知識も必要ですし、精度と鮮度の高い情報を引き当てるスキルも不可欠です。

とくに企業間取引を目的としたコンテンツのライティングをする場合、情報のソース(供給源)選びは慎重を期する必要があります。

古い情報や不正確な情報に基づいたライティングでは、検索エンジンからの評価(検索結果で上位表示)されないコンテンツになってしまうからです。

ただ文章を書くだけのwebライターもいますが、企業からライティングのオファーを受けたい、メジャーなメディアでライティングができるようになりたいと考えているのであれば、webマーケティングの勉強やSEOの勉強もしていくのが理想です。

そのうえで最新のトピックやトレンドにアンテナを張り巡らせて、ユーザーにとって真に有用な情報を提供していくことを心がけてください。

Webライターがリサーチ力を高めるためのポイント

リサーチ力を鍛えるためには、日ごろから心がけるポイントがいくつかあります。

対策キーワードで上位表示されているページをチェックする

受注したキーワードが明確にわかっている場合は、まずそのキーワードを検索エンジンに入力して、上位表示されているサイトの内容を確認します。まず、競合するメディアなどがなにをどのように書いて評価されているかを見ます。

書く前にまず、「敵を知る」ことが重要です。

ただし、上位表示されているサイトをそのままそっくりマネするのはタブー。要素は参考にしてもOKですが、独自性のあるコンテンツをつくらないと、評価されません。ページの構成や文章にオリジナリティがないと、質の高いコンテンツとは認められないからです。

Webライターとして長く仕事を続けたいのであれば、リサーチの段階で人のまねだけはしないことを徹底してほしいです。

情報源の質を見極める

情報には大きく分けて「一次情報」と「二次情報」、そして「三次情報」があります。自分の体験や経験、アンケート調査やヒアリングなどで得た情報など自分発信の情報のことを「一次情報」と言います。

口コミサイトも直接愛用者などの口コミを自ら集めていますので、これも一次情報です。

「二次情報」は、一次情報所有し発信しているメディア、第三者から得た情報、専門家による文献などから取得した情報です。

よくwebの記事で見かけると思いますが、「〇〇サイトによればこのような結果が出ています」と文中で紹介し、参照元や引用元を明記するのが一般的です。

「三次情報」は情報の発信源が明らかになっておらず、真偽のほどがわからない、信用するに足りない情報ソースのことを指します。

自分が調べたわけでもなく、参照した情報元もないということで、情報の信頼度はかなり低いものになります。

ペンネームで書かれているブログなどで、データの根拠などが明記されていない記事を参考にして書いてしまうと、真偽のほどがわからない情報をさらに転用することになってしまうので、当然信憑性に欠ける質の低い文章しか書けません。

したがってリサーチの段階で信用度の高い情報ソースを探せるように、情報源の質を見極めるトレーニングが必要です。

「リサーチ8割、執筆2割」を心がける

Webライティングの理想は「リサーチ8割、執筆2割」と言われています。リサーチに時間をかけることによって、多くの情報をもとにした正確性のある記事を書けるようになるのです。

ここで注意したいのはリサーチをしながら記事を書くのではなく、リサーチを十分に行ってから記事を書くことが大事だということ。信用できる情報源が見つかれば、その情報をベースになにを書くべきかを検討します。

情報を探しながら記事を書いていては、ページ全体の構成を固めることができず、ちぐはぐで不自然な流れの記事になりかねません。

さらにすでに書いた記事を情報源に合わせて書き直したくなったり、過ちが見つかったりすることもあるので、タイムロスが生じてしまいます。

非効率なライティングにならないよう、リサーチした情報をメモに残すなどして、作業が無駄にならないよう注意しましょう。

構成案を考えたら一気に書き上げる

リサーチをした後は記事の構成を考えていきます。まずは記事の方向性を決め、記事のキーワードや関連する情報を入れ込んで構成を考えましょう。

記事の構成さえできてしまえばあとは関連した文章を書いていくだけなので、一気に書き上げてしまいます。

ひとつの見出しに300字(もう少し多くてもいいですが)ほどを目安に、見出しの内容に肉付けしていけばすぐに書き上げることができるはずです。

3,000文字書かなくては、と考えると構えてしまいがちですが、「1ブロック300文字の原稿を10個書く」と考えれば、テーマごとに少しずつ書き進めることができます。

書き始める前に項目出しをしてページの構成を決めてからであれば、抜けもれなく書いていくことができるはずです。

リサーチ力をアップさせるコツ

リサーチ力をアップさせるコツにはどのようなものがあるでしょうか。すぐに実践できるものと積み重ねてスキルアップしていくものがありますが、できるところから着手してみてはいかがでしょう。

ユーザーを具体的にイメージする

記事を執筆する際、読者に対してどの程度イメージできているでしょうか。どのような層を対象にしているか、どんな情報を求めているかの想定ができているかどうかで「何を伝えるべきか」という情報の取捨選択ができます。

どんな人が・どんなときに・どんなふうに情報を求めてあなたの記事にアクセスするかを想像して、読み手目線でリサーチするようにしましょう。

サジェストや関連キーワードで検索してみる

検索エンジンにもともと備わっている機能を活用して、リサーチの幅を広げるというのも効果的です。メインの対策キーワードだけでなく、関連性の高いキーワードで検索してみると、思ってもみなかった有益な情報を発見できることがあります。

筆者は「リサーチは宝探し」のようなものと考えていて、ときおり予想以上に価値のある情報源を見つけられるときがあります。そのようなときは、ほかのテーマでライティングする際にも参考にできるよう、リスト化して残すようにしています。

ツールを使用して情報を深堀する

関連キーワードやサジェストについて触れましたが、そのほかにも関連性の高いキーワードが探せるツールも活用してみましょう。主要な検索エンジンの検索結果をまとめて一覧で出してくれる便利なツールをいくつか紹介しておきます。

ラッコキーワード:無料のキーワードリサーチなどができるツール

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール:Googleのサジェスト機能で表示されるキーワード候補をCSVでまとめてダウンロードできるツール

サクラサクラボの共起語ツール:入力した対策キーワードと一緒に使われることの多いワードを抽出するツール

キーワードの抽出はSEOやコンテンツ設計に活用することが多いですが、対策キーワードでリサーチしても、いい情報源がなかなか見つからないという場合にも活用できます。

競合サイトを見て情報ソースを探る 

キーワードに対して上位表示されている記事の傾向をつかめると、どのような記事が好まれるのか(読んでもらいやすいか)がわかるようになります。読み手のニーズを満たしていると判断されているページは、上位表示されるからです。

ただし、あくまで情報ソースの参考にするにとどめ、記事に役立つ情報をもとに「自分の言葉」で文章を書くようにしてください。

質問サイトの活用

「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」などの質問サイトも参考になります。 世間の人がどんなことに対して興味を持っているのか、どんな情報を求めているのかを知るために活用できます。

質問内容をそのまま使うことはせず、世の中の人が疑問に思うことを満たすコンテンツはなにかを探るために使います。世間の頭の中身をのぞくことで、なにを調べるべきか見当がつきます。

公的機関など信用できるサイトで情報を集める

官公庁や具体的なデータを出しているサイトを情報源にすることで、記事の説得力をぐっと上げることができます。リサーチする際は、専門的な統計を取っているサイトもチェックしてみましょう。

【情報源として使える公式サイト・ポータルサイト】

  • 政府統計の総合窓口 e-Stat
    各府省が公表する統計データがまとめられている政府統計のポータルサイトです。統計データの検索ができるだけでなく、さまざまな機能を備えています。
  • 野村総合研究所(NRI)
    デジタル、経済、社会・産業・技術などの話題、社会的テーマについての提言や調査レポートが掲載されています。
  • ニッセイ基礎研究所
    経済、金融、不動産、保険や年金、ヘルスケアや暮らしなど幅広い領域のレポートや情報が提供されています。
  • リクルートホールディングス 調査・データ
    日本の動向や変化を把握・予測し、幅広い領域について調査・分析した情報を公開しています。

このような情報発信源として信頼性の高いものを知っていると、リサーチをする際に必要な情報に早くたどりつくことができます。

Webライターがリサーチ力を身につけるメリット

Webライティングにおけるリサーチ作業の重要さについて触れてきましたが、実際リサーチ力が身に付くとどのようなメリットがあるかについて最後に見ておきましょう。

的確な情報に基づいた記事が書けるようになる

信用性の高いソースを使ったリサーチができるようになれば、的確な情報を盛り込んだ記事が書けるようになります。根拠となる情報が多ければ多いほど、記事に対する信頼性も上がっていきます。

根拠や裏付けのしっかりしている記事を発信し続けていけば、webライターとしての評価も上がります。ユーザー(読み手)のメリットは、webライターに戻ってくるとも言えます。

記事のクオリティが上がる

たとえばひとつのサイトをリライトしただけの記事、同じようなことが書かれている記事は読者にどんな印象を与えるでしょうか。「結局あのサイトに書いてあることと同じで役に立たないな」と思われてしまうのではないでしょうか。

読者は同じキーワードで検索しているのですから、そのような印象を持たれてしまうのは避けなければなりません。 

それに対して、公的機関のデータやメジャーな調査会社のレポートを情報源としている記事は、読み手にとって価値のある、役に立つ記事として認識されるようになります。

コンテンツ設計のスキルが上がる

多くの有益な情報を集めていくうちにリサーチ力が上がり、コンテンツ設計にも生かせるようになります。

発注する企業のなかには、テーマ決めやコンテンツの構成までwebライターに一任するケースもあるので、リサーチ力を上げることは仕事の受注にもつなるというメリットがあります。

「言い切る」文章が書けるようになる

Webライティングの仕事をする上では、個人の意見や見解は体験談のような記事でない限り求められません。リサーチが不十分な状態で執筆を進めていくと、情報の根拠があいまいになってしまいます。

歯切れの悪い「~でしょう」という文末で書かれている記事は、信頼度が高いとは言えません。リサーチをしっかりすることで自分の中の情報の引き出しが増え、根拠を持った表現で言い切ることができます。

Webライターに「リサーチ力」 が求められる理由まとめ

今回はリサーチ力とwebライターのスキルに関して紹介していきました。質の良い記事を執筆するためには、リサーチ力が必要不可欠であることは、ご理解いただけましたでしょうか。

リサーチ力は一朝一夕で身に着けられるものではありません。日ごろから「調べる」という作業の重要度を意識して、習慣化していくことが大事です。

そのうちにリサーチすること自体が楽しくなり、文章力や構成力がいつの間にか上がっていることに気づくはずです。さらにリサーチした結果が、あなたに新しい発見をもたらしてくれるかもしれません。

ビジネス向けのコンテンツを書きたいと考えているwebライターの方々は、ぜひリサーチ力の向上を意識してみてください。

この記事を書いた人

ライステ編集部:和賀
ライステ編集部:和賀
1,200名以上登録されてるライタープラットフォーム:ライターステーション責任者。2024年より「記事作成代行サービス」や「Hubspot導入支援」、「インタラクティブ動画」など、コンテンツマーケティングに関する支援を開始。

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