Webライターは仕事の8割が情報収集？！効率の良い情報の集め方をご紹介

2018-12-11 2024-04-08 ライステ編集部：和賀

ライステ編集部：和賀

Webライターの仕事の8割は情報収集だと言われるほど、正確で質の高い情報を集めることが何よりも重要です。

読者に誤った情報を提供してしまっては本末転倒ですし、記事の信頼性を著しく損なうことにもなります。そのため、執筆前の下準備として、ターゲットとなる読者層を想定し、その読者層に役立つ幅広い情報を収集する必要があります。
情報収集を怠れば、読まれない薄っぺらな記事になってしまう可能性が高まるのは言うまでもありません。

今回は実際にWebライターとして情報収集をする際に大切なことや、心構え、具体的な方法についてご紹介します。

Table of Contents

確かな情報を集めるための心構え

情報を収集する上で心がけるべき重要な点がいくつかあります。これらの心構えを怠ると、偏った視点での執筆や事実と異なる内容の記述につながりかねません。そこで、情報収集を行う上で大切な「心構え」について、ご紹介します。

先入観を捨てる

Webライティングは、ターゲットとなる読者（ペルソナ）を決めてから、そのペルソナに合った情報を収集します。その為、先入観をもったまま情報収集してしまうと、読者の求める記事とはかけ離れてしまい、結果として読んでもらえる記事にはなりません。その為、ライティングを行う前の情報収集では、先入観を捨てるというのはとても大切です。

自分なりの意見をしっかり持つ

情報収集を行う際に「自分なりの意見をしっかり持つ」ということも大切です。例えば商品の紹介をする際に、「これはいいものだ」という意見を持ちます。すると情報収集中に批判的な情報を目にすることもあります。そこでしっかり前提があれば、真逆の情報が目に入った場合でも、最後までブレずに執筆できます。また、「これは女性にいいものだ」と思って情報収集をはじめて、実は男性にとってもいいものだとわかった時、情報収取をして気づいた内容をネタとして入れることもできます。

全ての情報を鵜呑みにしない

インターネット上には、正確でない情報や事実誤認、デマなども多数出回っています。収集した情報の全てを無批判に受け入れてはいけません。できるだけ信頼できる専門家や公的機関の発信する情報を参考にし、疑わしい情報については徹底的に吟味を重ねる姿勢が求められます。

他にも同じような情報が載っているか、国の機関や有名な企業のサイトなど、信頼できるサイトの情報を参考にする事が大切です。

情報の鮮度を意識

インターネットにはさまざまな情報があり、その中には情報の古いものもあります。古いものが一概にダメというわけではありませんが、調べている情報によっては使えない情報もたくさん残っています。

医療や科学技術といった分野は特に情報の鮮度が重要で、古い知見で書いてしまうと読者を誤解させかねません。記事のテーマに合わせ、常に最新の情報を収集する必要があります。

また、研究結果を調べていて「5年前の情報だから古い」と思っても、実はその研究の分野では最新の情報だったということもありますので、情報の鮮度も意識すると良いでしょう。

収集範囲を適切に絞り込む

網羅的に情報を収集しようとすれば、際限なく収集が続き、結局記事が書けなくなってしまいます。過剰な情報収集は却って生産性を低下させる恐れがあります。

そのため、予め記事の方向性を定め、どの範囲までの情報が必要なのかを絞り込んでおく必要があります。

Webライターがやっている情報収集の方法とは？

心構えとして意識しなくてはならない項目がたくさんあり、「情報収集って難しそうだな」と思ってしまうかもしれませんが、慣れてくると自然に意識できるようになってきます。そして、実際に情報収集をする際、なかなか情報が見つからない場合もあります。

Webライターが実際に行っている具体的な情報収集方法は次のようなものがありますので、執筆するジャンルや内容に合わせて、複数の方法を組み合わせることをおすすめします。

インターネットで検索する

Webライターが最も一般的に利用する情報収集方法がインターネット検索です。適切なキーワードを入力すれば、短時間で世界中の膨大な情報を手に入れられるのがメリットです。

ただし、単に「～について」といった漠然とした検索では収集範囲が広がりすぎてしまうため、事前に検索ワードを具体化しておく必要があります。

また、Googleの通常の検索では自分の嗜好や興味に合わせた検索結果が表示されがちなので、「シークレットモード」での検索が望ましいでしょう。

新聞を活用する

時事ネタや社会情勢、経済動向などを執筆するジャンルでは、様々な方向からの最新情報を幅広くキャッチする必要があります。そうした場合、デイリーで発行される新聞記事はタイムリーでバランスの取れた情報源として有用です。

普段から多様な新聞を開き、記事の書き方や文体、言葉遣いなども参考にするのがおすすめです。

雑誌や書籍を参考にする

Webに情報が乏しい分野の場合、専門的な知識を持つ執筆者によって書かれた雑誌や書籍を参考にするのが確実な方法です。できれば公共図書館などで複数の本をチェックし、より網羅的かつ客観的な情報を得ることが大切です。

現地に足を運ぶ

例えば観光地やお店、施設情報などの記事を執筆する場合、インターネット上で収集できる情報だけで記事を作ると、他の競合サイトと似たり寄ったりな記事が出来上がってしまう恐れがあります。もし、そのスポットが近くにあり、足を箱寝る状況であれば、実際に行ってみて情報を集めるという方法もあります。

赤ちゃんのおむつ交換台の有無や授乳室の情報、駐車場の情報など実際に足を運んだからこそわかる情報を入れることで、他のサイトとの差別化をすることが出来ます。

取材行う

お仕事や企業情報、専門家に関する記事を執筆する場合は、公開された情報だけでは内容が薄くなる可能性もあります。そういった時に求められるのが直接取材を行うことです。取材は時間とコストがかさむ分、事前に取材対応の了承を得る必要があります。そのため、取材が必要な案件かどうかをクライアントに確認し、取材の機会を設けてもらうようリクエストするのが一般的です。